その立場になって初めて痛感することだと思うんだけれど、この世界には？この国には？守ってくれると思っていたら全然守ってくれないものがあまりにも多すぎる。すぐそこに糸口があるのに全然掴めないし、掴めたとしても大きな代償を払わなければいけないし。本当に守られるべき立場なのに泣き寝入りしなければいけない、なんて話はザラ。だからそういうものに頼らなくても生きていけるように、個人の能力を高めましょうねっていう話なんですけれど。というか、そもそもそんな窮地に陥らないように常日頃から色んなものにアンテナ張って警戒しようって話なんですけれど。何かあってからじゃ遅い。考えるのをやめてはいけない。
ところで久しぶりに同期で集まった。自分の会社はすごく嫌いだけれど、同期のことは好きだと思う。適当で、けれど賢くて、纏まりはないのにチームワークが良くて、同期が同期でよかったと思う。そんな中、長年付き合った彼氏と別れて３ヶ月もしないうちに、付き合ってるのかも分からない男との間に子供ができ、そのまま結婚した子がいる。聞いたときはびっくりしたけど、もはや自陣から敵陣に一発シュートからのゴールを決めたような見事な快進撃に、一周回って拍手したいくらいだ。素直におめでとうと思ったし、そう伝えた。結婚しても妊婦さんになっても特に変わらなかったし、私たちも１年目の時に比べて何か変わったわけでもなかった。改めて同期が同期でよかったと思った。腐っても同期だった。結婚おめでとう。
