【 razbliuto 】

孤独を愛せ、愛を貫け

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面白いのか、面白くないのか、よく分からない本を読んでいる。買った理由は、表紙が渋くて格好良かったのと、なんとなく惹かれたのと、帯の言葉が気に入ったから。けど、中身を開けてみてまず後悔したことがひとつ。登場人物が全員中国人名。正確にいうと台湾の話。私は外国の話が苦手だ。何故かというと、登場人物の名前が身近じゃないから話も身近に感じにくく想像しにくいから、だと思ってる。実に女脳。今回は蒋介石が倒れた頃の話だからまだマシなんだけれども、やはり生活様式がかけ離れすぎて少し難しい。頑張れ私の想像力。

そんなこんなで読んでて疲れる。けど面白くないわけではなくて、時々面白い。何より、面白いものが待ってたらいいなと思いながら読んでいる。何か私の心に残ればいいな、と。

難解な本を読むときは、なんだか対人関係を彷彿させる。難解な人と対峙したときは、なんだか難しい本を彷彿させる。ありとあらゆる角度から、想像と事実を照らし合わせ、また想像し、事実と照らし合わせ、その繰り返し。私は読み解いてみせるよ。そしてその先に、きっと宝物を見つける。