【 razbliuto 】

孤独を愛せ、愛を貫け

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偉大な哲学者、ソクラテスはかく語りき。「ただ生きるな、善く生きよ」と。「ただ生きるとは何か」「善く生きるとは何か」については、その後、今日に至るまで多くの人々が議論をしている。未だに答えは出ていないし、きっとこの先も出ないだろう。私も一言言わせてほしい。「善く生きなくていいから、せめて平均ラインは狙ってください…」と。

週明け月曜日、出先でとんでもない電話が入ってきた。会社に戻ったら理不尽祭りが確定。内容聞いたらドえらく理不尽。あーやだやだやだ、ほんっっっとやだ。世の中理不尽だと思うけど、やっぱり理不尽は嫌だ。ということで、とりあえず本屋に逃げた。いつも通り新刊の小説を眺め、攻撃力高めの自己啓発本をめちゃくちゃ睨み、平積みされてた本をぼんやり眺めていたら、目があった。『学問のすゝめ(by 福沢諭吉)』。「うぅ…諭吉先生……世の中辛いです…」と心の中で助けを求め、「はて、私はこんなに諭吉様とご縁があるのに何でこんな馬鹿で金欠なんだろうか」と我に帰って悲しくなった。最近齋藤孝さんの訳でまた新しく出たんですね。へえ。今読めば、また違った感じ方をするんだろうか。

めちゃくちゃ腹括って戻ったのに結局上が対応してくれて、私の理不尽祭りは開催されなかった。ラッキーでした。上司、有難うございました。初動対応してくれた同期もとばっちりくってたので、私の好きなクッキーあげた。喜んでくれた。よかった。ありがとね。

けどなんか疲れた。明日は近くの神社行くらしい。それこそ私の本拠地。私のための神社、みたいな、それは言い過ぎか。もう願うことは何もないよ。どうか悔いのない毎日を。とかいって、ありとあらゆることを神頼みしまくってる自分が容易に浮かぶ。そういうとこだし、そういうとこだよ。さ、アイス食べよ。