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「普段あれだけ冷静で強い人が、本当にどうしちゃったんだろうって思ってたんだよ。今だから言えるけどさ。本当に心配だったんだからね」と言ってくれた。ごめんね、沢山心配かけて。もう大丈夫だよ。って言いたいけど、やっぱりもう少し支えてもらうことがあるかもしれない。

悪いのが私なら、私が沢山傷付けてしまっていたのなら、もう好きなだけ殴ってくれと思った。普段あれだけ血気盛んな私が、何を言われても一切反論しなかった。泣かれるのが嫌だと言われたから涙も見せなかった。もう泣けるほどの感情も残ってなかったのかもしれないけれど。社会人１年目の４月から半年間、覚えることや頑張らなければいけないことが多すぎる中でプライベートまでぐしゃぐしゃで、周りの友達みんなから「絶対大丈夫じゃないでしょ、無理しすぎ」って言われてたけど、もう何が大丈夫で何が大丈夫じゃないのかも分からないし、私がどんな状態でも仕事はあるわけで、辛くて辛くて仕方なかったけど感情の表現の仕方が分からなくなっていた。なんで半年も掛かったのかは割愛するけど色んな事情が複雑に絡み合ってまるで蔦のようにぐるぐるぐるぐると私たちの首を絞め上げていった。大丈夫、まだ立てると思ってたけど、実際思ったより大丈夫じゃなかったみたい。後遺症のようなものが残っていて、今も時々ひとりで立てなくなる。無性に自分を傷付けたくなる時がある。全部全部、塗りつぶして、ぶっ壊したくなる時がある。まだまだ弱いままだ。彼のことはなにも恨んでない。これは全部私の問題で、私の戦争。

人を好きになるってもうどういう気持ちか分からない。大切な人を信じたいし、信じてるつもりだけど、やっぱり心の何処か、あと一歩のところで扉を閉ざしてしまう自分がいる。自分が信じないと信じてもらえるわけないのに、馬鹿だな。求める前に与えよ、なのに。結局一番の敵は自分なのか。自分の一番の敵は自分だけど、一番の味方も自分だ。それも知ってる。いつか私がすべての自分を味方に出来る日が来たら、そのときは心から笑って泣けるんだろうか。これだけ泣けないなら、次に泣くときは幸せ泣きが良いなと思ってるけど、そんな日が来るのだろうか。

自分が辛いからって人を大切にしなくていい理由にはならないから、これからも私の周りの人のことは絶対に笑顔にしていきたいと思ってる。私が自分を大事に出来ないときは、私のことを大事にしてくれる人に大事にしてもらったらいい、もちろんその逆も然り。10信じるのは無理だけど8は可能なら、8だけでも信じたい。そうやって少しずつ周りの人間同士で支えあってみんなで幸せになれたらいいと思う。人は、自分を救った方法でしか人を救えない。だから私は自分を救わなきゃいけない。そのために自分の弱さと向き合わなきゃいけない。自分の弱さは結局人を傷付けてしまうから。なんの救いもない世界だし、私たちには何もないよ。だから生み出すの、何もかもを。