【 razbliuto 】

孤独を愛せ、愛を貫け

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諸事情により、大絶賛節約中。にも関わらず、なぜか林檎を買ってきて、なぜか煮た。おにぎりの値段をケチるくせに350円もするシナモンシュガー買ってる場合じゃないでしょ、私。今まで林檎を買うことってあまりなかったんだけど、市販の林檎ってあんなに表面ぬるぬるしてるの?びっくりした。作ったのは林檎のコンポート。材料だけ確認してあとは全て目分量。少し煮すぎたけど、美味しくできて良かった。明日からしばらくおやつには困らない。

そのあと待ち合わせ前に近くの喫茶店へ。すごく良いところを見つけた。めちゃくちゃ気に入った。珈琲や内装、そしてマスターの人柄はもちろん完璧なんだけど、音響が良かった。そこでゆっくり本読んでたら、両隣が私を挟んで会話し出して、気付いたら巻き込まれてた。40代の方と70代の方と、雇用問題やら地方創生やらエネルギー問題やら経済やら中小企業の経営問題やら何やらかんやらと…頭の中の引き出しを沢山開けたので、疲れた。私に意見を求めないでほしい。それにしても男の人はよく喋る。女の方がお喋りだなんて、嘘だ。

人から褒められる度に素直に喜べない自分がいて、そんな自分を嘲笑う自分もいる。結局なんの成長もしてないね、って。意見を求められるのが嫌なのも、自分の浅学さ及び中身のなさを目の前に突きつけられるからだ。それなのに感心されて、褒められて、この人たちの目と耳は節穴か?と思う。ちゃんと見ろ、ちゃんと聞け、私はそんなに大した人間じゃない。やめて、高めに見積もらないで。と、未だに思ってしまう。自分の人生にそれなりの意地と誇りを持ってるはずなのにね。きっとそう思ってしまうのは「こんなところで満足してたら師匠に認められない」っていうのが根底にあるからなんだと思う。結局そこなんだよ、私は。あの人が世界だ。あー、くっっっっっっだらない。はい、立て直し頑張りましょう。

そのあと行ったお店が最高に良かった。地図見てもあまりにも見つからなくて妥協しかけたけど、妥協しなくて良かった。味も良かったけど器も良かった。今日は素敵なお店を2件も見つけることが出来たから、良い日。日進月歩、実験じゃなくて人生です。