【 razbliuto 】

孤独を愛せ、愛を貫け

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年も明けたし、歳も重ねた。コロナ禍に加えいつも以上に短い正月だったが、結局いつも通りの正月だったし、あっという間にいつも通りの日常が戻ってきた。覚悟していたとおり、仕事は大波乱の予感だ。加えて、急にもう1つ別のタスクも抱えることになり訳が分からなくなっている。毎日ハテナがいっぱいだ。

年も明けたし歳も重ねたことで、何かしら目標を立ててみようと思った。が、そもそも目標を立てるという行為があまり好きではないことに気付いた。ゴールが1つに絞られている気がするから。先のことなんて分からない中で、例えば道中で別に頑張りたいことが見つかったとする。それを頑張って、実際に成果を出したとしても、当初立てた目標は未達となってしまうのが、なんか自分の中で気に食わなかった。ということで今年は目標を立てないことにした。その代わりに「切り捨てたい自分」を決めた。そして目標とまではいかなくても頑張りたいことや、こんな感じに生きていきたいな~ということは細々ある。腹筋割りたい。スタイルよくなりたい。沢山本を読みたい。流行には軽率に流されたい。年相応の中身になりたい。あんまりストレス抱えたくない。「愚痴は明るく喋る」というスタンスを忘れないようにしたい。基礎化粧品の質を少しずつ上げたい。昔から抱えているとある持病を今年こそ治したい。「美味しいもの」「美しいもの」に沢山触れたい。ちゃんと後輩に後ろ姿を見せられる先輩でいたい。「あの人と仕事したい」と思ってもらえる人間でいたい。などなど、言い始めたらきりがない。現状の自分に満足していないわけではないのだけれど、それでもやっぱりまだまだだと思う。

社会人になって年々思うようになったけど、私は周囲の評価が自分の評価に直結しない。たとえ周りに褒められていても、私自身が私に合格点をあげられなければ全く満足がいかない。そしてそんな自分を黙らせる唯一の方法は、結果を出すことだ。仕事で関わる人のため、友人のため、家族のため…頑張る理由はいくらでもあるけれど、結局そのすべては「自分のため」に帰結する。半ばエゴイスティックな他人との関わり方だとは思うけれど、まあこの世界の9割はエゴで出来ていると思っているので問題ないことにしている。別に誰かに悪意を持って生きているわけではないし。やたらロマンチストな自分と、リアリストな自分がいて、結局どちらの自分が本当なのか未だに分からない。しかし多分2つ合わせての自分なのであって、この先もあたり一面のお花畑で浮かれながら、しっかり地面を踏みしめて生きていくんだと思う。まあ現実なんて直視すれば大体地獄なので、うまい感じにフィルター加工することは精神衛生的にも大事だろう。

あとは対人関係。家族に対して、友達に対して、恋人に対して、同僚に対して、仕事関係者に対して。なんかもっとこう、上手くなりたい。だいぶ自分をコントロールできるようになったと思うけどまだまだな部分もある。とりあえず思い当たる短所から取り掛かるしかない。

もっと自分を自分で幸せにしたいな。幸福感にしろ優しさにしろ、自分のことすらどうにも出来ない人間は他人に何も与えられないと思ってるので。というわけで、今年も頑張ってこうな、わたし。