【 razbliuto 】

孤独を愛せ、愛を貫け

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自分の生き方とか、自分のアイデンティティとか、そういったものについて私はいまだにふとした瞬間に考える。多分、考えすぎなくらいに。

転職を考え始めた時もそう。自分はどう生きるべきか、本当にしたいものは何か、人生を通して貫きたい筋はあるか、あるならそれはなにか。そういったことについてずっと考えていた。日ごろから考えていたので、ぼんやりとした答えは見えていた。けれど、それを明確にするのが難しかった。前職を止めてから転職活動し始めてよかったと思えるのは、きちんとそういった部分に向き合えたことだ。仕事をしながらだと、どうしても考えが浅くなってしまう。本心を明確にするという行為は、思った以上に大切なわりに、思った3倍くらいは大変だった。特に私は前職中は自分の心身を相当犠牲にしながら目的完遂のために働いていたので、蓋を被せまくっていた本心というものを掘り起こすのが大変だった。普段から大事にしておかないとね、ごめんね、という気持ち。まだツイッター上では話していないのだけれど、実は次の仕事も決まっている。前職で犠牲にしすぎた分、今度はちゃんと大切にしたい。私はやると決めたことは絶対に何が何でもやりきる意思の強さと強運があるので、自分を大事にすると言ったら降りかかる災厄は片っ端から殴り飛ばしてでも自分を守るんだと思う。目に見えている。

この3連休は色んな所に行って、色んなものを観て、色んなことを感じた。書こうと思ったんだけれど、書く暇もないくらい充実していて、そうこう言っているうちに書く量が増えて文字に起こすのが面倒になってしまった。一番印象的だったのが初日、9日。久しぶりに行ったライブで、過去にお世話になっていたお姉さまに偶然再会することが出来た。あの薄暗くて似たような格好の人が多い場所で、よく私を発見できたなと思う…。一緒にいた頃は私が20歳でお姉さまが25歳くらいだった。今は私が25歳になって、お姉さまは30歳になっていた。けれど見た目は化粧が薄くなったくらいで全然変わってなくて、むしろ綺麗になっていて、めちゃくちゃ失礼なのを承知で申し上げると、正直驚いた。服装も私より派手だし、髪の毛も私より明るかった。とても30歳に見えない。「いくつになったの?」と尋ねられて「こないだ25歳になりました」と伝えた。その時に言われたのが「人生まーだまだこれからよ!この先どんどん楽しめるからね!あたしなんて30でもこれだし!まだまだこの先楽しいこといくらでもある!楽しんでこー!」という言葉。相変わらずの明るく男前なトーンで、二の腕をバシバシ叩かれながら言われた。その言葉がすごく嬉しくて、単純な私のガソリンはあっという間に満タンになった。

良い連休だったと思う。時々は辛くて苦しくて死にたくなっても、トータルで幸せだと思える日々が、この先も続いていきますように。