【 razbliuto 】

孤独を愛せ、愛を貫け

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【Razbliuto】(意味:かつて愛していたけど、今はもう愛していない人に対して人が持つ感情)。ロシア語。発音は「ロスブリーオート」。

このブログを始めるとき、どうしてこのタイトルにしたのかは今となってはよく覚えてないけれど、私の人生は割と長い間この感情と共にあった気がする。だからこの言葉を知った時に頭に残ったのだろう。この感情はこの先もついてまわるだろうし、そういう意味ではタイトルにふさわしい言葉だったと思う。

「孤独を愛せ、愛を貫け」は適当に思いついた言葉だけど、私の信条をよく表した言葉だ。1人で立てない人間が誰を幸せに出来るというのか。そして簡単に折れるならそれは愛でもなんでもない、ただの脳の誤作動だと思っている。どれほどの壁が立ちはだかっても貫くこと、簡単に折れないこと、その決心をすること。詰まるところ、愛は覚悟だ。そう思ってる。こういうところ、私は変に熱血。

前の恋人と別れてからの長い年月を、私は自分の強化のためにだけ費やした。このブログの初期の記事にも一度記載したと思うけど、彼から言われた「俺は変わらない」という言葉がずっと、ずっと、ずーっと引っ掛かって仕方なかった。変わろうとする意志がある限り、人間はどこまでも変われるということを、私が証明したかった。その結果、弱かった自分は、だいぶ強くなったと思う。大概のことはぶっ飛ばせるようになったはずだ。それでもまだ弱いけど、この弱さを失ったら私は人間として大事なものを失う気がするので、少しだけ弱くいることをどうか許してほしい。

今の恋人と付き合うにあたっても、色々考えた。想定できる課題を箇条書きでずらっと並べて、それに対するアプローチを想定できる限りは全て考え尽くした結果が、今だ。困難が多いことは最初から分かってたけど、それでも「出来る、やる、やってみせる」と腹を括った。好きだけではどうしようもない歳になったはずなのに、結局好きだけでどうにかしようとするんだから馬鹿だなと、自分で思う。それでも貫くと決めたことなので、何がなんでもやってみせる。今の私は、強いので。

今日までの20余年という歳月の中にそれはもう色んなことがあった。色んな人が関わって今の私がいるわけだけど、その中でも1番私の人生を引っ掻き回したのは恩師だろう。良くも悪くも消えない傷は、私の人生を大きく揺さぶってきた。この先もずっと付いてまわるはずだ。実際の荷物運びでもそうだが、引きずるのが1番重い。抱えると意外と楽だったりする。だから、私は抱えて歩こう。かつて愛していたが、もう愛していない人への感謝を。そしてこの先の未来を、何がなんでも世界で一番幸せに生きるという覚悟を。