【 razbliuto 】

孤独を愛せ、愛を貫け

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緊急事態の世界を生き抜く皆様、こんばんは。3か月前はこんな挨拶思いつきもしなかったね。ご無事でしょうか。私は相変わらず不要不急の通勤をしております。「吉村(大阪府知事)寝ろ」というハッシュタグが流行る中、「井戸(兵庫県知事)起きろ」というハッシュタグを見つけてちょっと笑った。うちの県はもう駄目だ。

自粛自粛言われすぎて疲れたので、色んなものを解禁した。というか前からやろうと思っていたけど長らく出来ていなかったことに手を付けた。まずは1年以上食べなかったミスタードーナツ。家から徒歩20分という微妙な距離にあるチーズケーキ屋さんのチーズケーキ。銀行口座の移し替え。積み立てNISAも始めた。恋人がいることを職場にはずっと隠してたけど、この間からこっそり指輪を付けて行っている(おかげでなんとなく寂しさが紛れる)。あとはYouTubeでダンス動画観ながら一緒に踊ったりもしていて、私はなかなか愉快に過ごしている。昔から何かを制限されると別の抜け道を考えてしまう性分でよかったと思った。

なかなか愉快に過ごしているけど、この状況はいつまで続くんだろうか。今週末一緒に行く予定だったライブは中止になった。コロナがあまりにも流行るので会うことさえも中止になった。1年近く楽しみにしていた花火大会も、このままだと希望は薄いだろう。先が見えない我慢というのは、正直辛い。けれど今はこれが最善だ。最前の選択をしている私たちに、どうか最高の報いがありますように。

家にいて暇なのでちらほらアニメを観ていた。昔に比べて感受性がだいぶ劣ったなと思う。いちいち反応しなくなったというか、「まあそういうこともあるわな」で全てを片付けているような節がある。社会で働く上では一定の潔さは大事だ。いちいち心を動かしていたら持たない。というか、それに気付いたから私は潔く諦めるようになった。けど、本当にそれで良かったのか、今でも分からない。だって、アニメを観ながら私はもっと感動したい。

潔く諦めるようになったのとはまた別のきっかけで、一時期感情が死滅していた。だから今、日常の中でちゃんと笑えている自分にほっとする。泣いてる自分にもほっとする。どちらも一時期出来なかったことなので、また出来るようになったことに未だにいちいち安心する。人のことを心配する気持ち、相手のことを大切だと思える気持ち、 人のことを好きだと思う気持ち。感情が死に絶えていたのはほんの2年ほどの間だったけど、また芽生えてきたことに安心する毎日だ。柔軟な心を持っていたい。ちゃんと笑って、悲しんで、怒って、可愛いものにはしゃいで、美しい物に感動する、そんな毎日がいい。そしたらきっとこのブログももっと楽しいことが書けると思う。書くことは好きだから、本当はもっともっと色んなことを書きたい。

緊急事態の世の中、街から人が消えた。静かな街はどこか落ち着く。結局は日常なんてものは心の持ちようなのかもしれない。どうかみんな、ご無事でね。