【 razbliuto 】

孤独を愛せ、愛を貫け

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5月。どういうわけか過去一で忙しい月だった。月初にはGWがあり毎年実家に帰って手伝いをしていたが今年は色々な都合が重なりそれもできなかった。代わりに同僚と遊んだり友人の結婚式にいったりしていた。それ以外にも5月は友達と遊んだりしばらく会ってなかった後輩とごはんに行ったり、人と関わることが多かった一か月だったと思う。勉強もすきを見つけて少しずつできたし、全体としては仕事に追われすぎてあっという間に過ぎたが、それなりに充実していた。

5月のビッグイベントといえばもう一つ。転職が決まった。前々から「退職」はうっすら頭にあったものの、色んな理由を考慮して早くて秋くらいから動く予定だった。それがこの4月で1つ仕事が落ち着いたので「時間あるうちに転職するとしたらどんなもんか見ておくか」と思い色々転職サイト見たり、練習のつもりで面接受けてたら決まってしまった。そこまで高望みはしないで始めたのに、ここまで条件合うところはなかなか見つからなさそうな所に決まったと思う。なんとなく外見てたらチャンスの神様が目の前を走りすぎていこうとしたので手を伸ばしたら掴めてしまったという感覚で、まさかこんなタイミングで転職することになるとは思っていなかった。私もびっくりしている。

元上司とは色々ありつつもやっぱり私を育ててくれた人だったしひとつの目標でもあった。その人が辞めてしまって、ちょうどそのタイミングで新たな「目標の人」が見つかって色々吸収していこうと思ってたらその人も退職が決定。これ以上周りに着いていきたいと思える人がいなくなっていた状態だったので時期としては最適だったのかなと思う。仕事は自己成長のためにあるものではないけど、私としてはどうせやるなら極めたいと思っているので指標となる人は必要なのだ。それが見つからないなら、私はもうここにいる意味はない。それでも居たいと思える理由も、なかった。だから今でよかった。

 転職後も仕事内容としてはそこまで大きく変わらないので私が今の会社に在籍している残り数か月もしっかり頑張って次に繋げられるスキルを少しでも多く獲得したい。私が14歳の時に初めて「将来はこの仕事やってみたいな」と思った仕事にやっと手が届きそうで、それが一番嬉しい。新卒時からそこを目指すことも出来たけど、個人的には人生経験も社会人経験もない自分が出来る仕事ではないと思っていたので新卒時は別のルートを選んだ。そこから長い時間が掛かったけれど、全部無駄じゃなかった。うれしい。

先日同僚と色々話していた時に「睦月は出会うべきタイミングで人に出会えてるからそれが本当にうらやましい」と言われた。確かに人生の要所要所でそういう出会いがあり、私は結構長いこと誰かの背中を追って生きていたなと思う。今回決まった会社も、元々募集していた職種とは別のポジションで決まった。担当者曰く「これから求人を出そうと思っていたところに求めている人物像にまさに当てはまる人(=私)が応募してきたのでびっくりしている。これも縁だ!」とのことらしい。ちなみに冒頭に書いた「結婚式に参列させてもらった友人」は同級生でも何でもない。この友人と私を含め5人グループなのだが、全員ただ高校の予備校が同じだったというだけだ。大学に入ってからも数年に1回しか会っていない程度なのに、10年以上続いているし結婚式にもお互い呼び合う仲だ。本当によく続いているなと思うけれど、会えば「あの頃」の感覚に戻れるのでやっぱり大切な関係だと思う。

決して楽で平坦な人生だとは思っていないけれど、人との出会いと縁にだけは恵まれている。そこが恵まれていることは、本当に幸せなことだ。

そんなこんなで転職することが決まったわけだが、諸事情がありまだ会社には伝えられていない。伝えられない状況でもあるので、周りに対してはそんな素振りを一切見せられない。約1か月後に退職の申し出をする。その時に多少ごたつくだろうなと思っている。無事に辞められますように‥(切実)

 

祖父が亡くなってから3ヶ月経った。不思議なもので、おじいちゃんが亡くなってから、今まで悩んでたこととか滞留してたことがスっと上手くいくようになった。向こうに一緒に持っていってくれたのかなと思う。数年前に占いに行った時に「あなたはご先祖さまからちゃんと守られる星回りをしている」と言われたことがあった。きっと本当にそうなんだと感じることが沢山ある。6月初旬には百か日がある。早いものだ。良いところとご縁があったことを報告して、きっちり御礼を伝えようと思う。