【 razbliuto 】

孤独を愛せ、愛を貫け

163

5月末くらいから梅雨をやっている。じめじめしたのは苦手だけれど今年はほんのり涼しさもあるのでまだいい。雨の音を聞きながら過ごす時間は結構好きだ。相変わらず夏は一生来なければいいと思う。梅雨、明けてほしくない。ちなみに私は夏が憂鬱すぎて毎年2月くらいからこれからやってくる季節に対して重苦しい気持ちになるが、逆に7月くらいになると秋が見えてくるのでちょっと元気になる(暑さにはずっとやられている)。

職場で同じチームの人が辞めることになってちょっとばたばたしていた。私は退職が当たり前の文化で今までやってきたのでふーん程度だったが、今の職場の人は基本的に辞めない文化なのでその人の退職によってかなり阿鼻驚嘆としていたのでちょっと面白かった。会社辞めるだけでなんでそんな阿鼻驚嘆になるのか私には分からないけれど、その人の退職を受けて泣いている後輩をみて、辞める側の人も、泣けるほど慕えた上司に出会えた後輩も幸せだなあとぼんやり思った。

あまり本とか映画とかに触れられていないのが最近よくないなと思う。ワイスピの最新作は見た。相変わらず最高だった。今の私の人生のエネルギーの根源といっても過言ではない。火薬と暴力からしか得られない元気があるんですわ。

本は、このミス1位の『われら闇より天を見る』と、本屋大賞の『汝、星の如く』を読んでみた。前者は、ミステリとしてはいまいちだけど作者のメッセージが力強くてよかった。ひたすらに薄暗い物語だけど、遠くにはちゃんと灯りがあるような話だった。後者は作者の「凪良ゆう」が受賞したんだな~という印象だった。この方の話、というか言葉遣いは好きなのでいいんだけど、本屋大賞としてはどうなんだろうと思った。あくまで私の感想です。ちなみに近年の本屋大賞なら、『かがみの孤城』が好き。あと去年?の『同志少女よ、敵を撃て』も良かったなあ。最新は久しぶりに誉田哲也に戻ってきた。私が一番最初に好きになった作家さん。原点回帰みたいな感じでちょっとわくわくしている。

というと「なんだかんだ読んでるじゃん」となる気はするけど一時期に比べたら読書量が断然減ってしまっているので、本当になんとかしたい。

先週は以前仕事でお世話になっていたボスと久しぶりにお会いして飲みに行った。やっぱりこの人のこと好きだ~と思えたし、久しぶりに自分の素を出して話せてとても楽しい時間だった。「今の職場、みんな真面目すぎて苦しいんですよね」という話をしたら「この先人足りなくなる予定だから、数年後うちくる?」と言われてかなり喜んだ。数年後だからどうなるか分からないけど、時が来た時に呼んでもらえるよう今の仕事がんばろう、と思った。

6月頭に見た何かの占いに「山羊座は自省する時間を増やせ」と書いてあったので振り返ってみた。たしかに自分を振り返る時間は大切。

それでは、よい休日を。